任天堂が堅調、大和証は「1」継続、目標株価は5万5000円に引き上げ

株式

2020/6/10 16:09

 任天堂<7974.T>が堅調。大和証券では9日付で、投資判断「1」(買い)を継続、目標株価は4万9800円から5万5000円に引き上げている。

 目標株価5万5000円は、21年3月期同証券予想NOPAT(Next Operating Profit After Tax)2670億円へ20倍を掛け合わせた事業価値に、20年3月期末のネットキャッシュを加算し、自己株式を除いた発行済株式総数で除算して算出されている。

 「あつまれ どうぶつの森」の寄与によるハードウエアの販売がピークアウトしたとしても利益が伸びる期待は高まっている一方で、タイトルラインナップ不足は変わらず先行き懸念もあることから、株価はこう着状態に陥っていると見られるとコメント。開発サイクルから判断して、同証券ではタイトルが整うと予想するものの、会社側が新型コロナウイルスの感染拡大に伴う開発の遅れを懸念している点がリスクファクターと指摘している。タイトル公表とダウンロード比率の大幅上昇が「あつまれ どうぶつの森」以外にも認められることを期待するとしている。

 10日の終値は、前日比140円高の4万5340円。

提供:モーニングスター社

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