<相場の読み筋>6月19日

2020/6/19 7:41

 18日の米国株式は、NYダウが前日比39.51ドル安の2万6080.10ドルと続落、ナスダック総合指数は同32.519ポイント高の9943.051ポイントと5日続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億909万株、ナスダック市場が42億1977万株だった。新型コロナウイルスの感染第2波が警戒されるなか、6月フィラデルフィア連銀景況指数はプラス27.5で、市場予想平均のマイナス21.4を上回る大幅な改善を示した。一方、米週間の新規失業保険申請件数が150万8000件となり、市場予想平均の129万件よりも多かった。好悪の材料が交錯し、方向感に欠ける動きとなった。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、アマゾン・ドット・コム<AMZN>やマイクロソフト<MSFT>、アドビ<ADBE>などが堅調で、同指数の上昇を支えた。

 19日の東京株式は、もみ合い商状となりそうだ。きのう18日の日経平均株価は、朝安後に下げ渋る格好となったこともあり、堅調なスタートが期待される。ただ、手掛かり材料に乏しいなか、週末要因もあり、積極的に上値を追う動きにはつながりにくいととみられる。為替相場は、ドル・円が1ドル=106円台の後半(18日終値は106円96-98銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=119円台の後半(同120円26-30銭)とやや円高方向に振れている。18日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、キリンHD<2503.T>、武田薬<4502.T>、アドバンテスト<6857.T>などが、18日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、18日の大阪取引所終値比150円高の2万2350円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ