ルネサスが3日ぶり反発、SMBC日興証は「1」継続、目標株価は980円に引き上げ

株式

2020/6/24 16:30

 ルネサスエレクトロニクス<6723.T>が3日ぶりに反発。SMBC日興証券では23日付で、投資判断「1」(アウトパフォーム)を継続、目標株価は960円から980円に引き上げている。

 同証券では、業績予想を修正、あわせて目標株価を980円に引き上げるとしている。「中期業績は、データセンターや基地局向けの、粗利率の高い製品の成長により、利益率拡大が続くとの見方は変わらず」とコメント。バリュエーションがまだ低位にあること、第2四半期(20年4-6月)が業績のボトムとなり、下期以降回復が続き、株価のカタリストとなるとの見方は変わらないことから、「1」を継続するとしている。

 従来は、第4四半期(20年10-12月)にかけて在庫調整が進むと予想していたが、在庫調整は第2四半期におおむね終了する見通しで、BCPなど在庫積み増しの影響を考慮しても、第2四半期の業績がボトムとなり、第3四半期(20年7-9月)以降回復に向かうとの見方に変更されている。

 同証券では連結営業利益について、20年12月期406億円(前期比5.9倍、会社側計画は非開示)、21年12月期732億円、22年12月期899億円、23年12月期1036億円、24年12月期1180億円と試算している。

 24日の終値は、前日比4円高の624円。

提供:モーニングスター社

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