(再送)日経平均は360円程度安、売り先行後は手控えムードも広がっているもよう=29日寄り付き

 29日午前9時28分すぎの日経平均株価は、前週末比360円程度安い2万2150円前後で推移する。午前9時20分には、同406円69銭安の2万2105円39銭を付けている。買い手掛かり難のなか、前週末26日の欧米株式が反落した動きを受け、朝方から売り優勢の展開が続いている。米国で新型コロナウイルス感染症の拡大が続くなか、東京都はきのう28日、新たに60人が確認されたと発表。1日当たりの感染者数は、5月25日に緊急事態宣言が解除されて以降では最も多かったことから、感染拡大への警戒感も強まり、手控えムードも広がっているもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は前週末26日の大阪取引所終値比175円安の2万2245円だった。

 業種別では、日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株や、国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が下落。クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株も安い。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株も軟調。三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、AGC<5201.T>、TOTO<5332.T>などのガラス土石株も下げている。

 個別では、ランド<8918.T>、スカパーJ<9412.T>、ハウスドゥ<3457.T>、DLE<3686.T>、ペッパー<3053.T>などが下落。半面、キューブシス<2335.T>、アイロムG<2372.T>、丸文<7537.T>、東京機<6335.T>、モリ工<5464.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時25分時点で、1ドル=107円台の前半(前週末26日終値は1ドル=106円98-99銭)、1ユーロ=120円台の前半(同120円09-13銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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