日本郵政が反落、三菱UFJモルガン証は「ニュートラル」継続、目標株価は830円に引き下げ

株式

2020/6/29 16:36

 日本郵政<6178.T>が反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では26日付で、レーティング「ニュートラル」(中立)を継続、目標株価は1190円から830円に引き下げている。

 「かんぽ生命<7181.T>では、早期に営業活動を再開し、新商品の認可申請も再開し、親会社の保有持分の引き下げなど、民営化で必要とされているステップを進めなければならない」「ゆうちょ銀行<7182.T>では海外クレジット運用での大きな損失を回避しなければならない」「日本郵便ではトールが再度赤字に陥っている」「国内では、かんぽ生命からの業務委託手数料が減少した上、郵便物数の減少が続く中で利益率を改善させなければならない」などとしている。厳しい状況が続くが、かんぽ生命において営業再開後に様々な施策が上手く機能すれば、短期的には株価は持ち直す可能性もあることから、「ニュートラル」を継続するとしている。

 同証券では、連結経常利益について、21年3月期6260億円(前期比27.6%減、従来7020億円、会社側計画は5200億円)、22年3月期5850億円(従来7070億円)、23年3月期5450億円と試算している。

 29日の終値は、前週末比26.4円安の758.1円。

提供:モーニングスター社

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