ソニー、未定としていた21年3月期の連結業績は2ケタの減益を予想、取得上限2000万株自社株買い

株式

2020/8/4 15:27

 ソニー<6758.T>は4日引け後、未定としていた21年3月期の連結業績(米国会計基準)予想を発表した。

 21年3月期業績は、売上高および営業収入が8兆3000億円(前期比0.5%増)、営業利益6200億円(同26.7%減)を予想。売上高は、映画、エレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション、イメージング&センシング・ソリューション(I&SS)および音楽で減収を見込むものの、ゲーム&ネットワークサービス(G&NS)と金融で増収を見込み、ほぼ前期並みになるとした。利益面では、金融とG&NSが増益を見込むが、I&SSをはじめとするそれ以外では減益を予想し、カバーできな見通し。第2四半期(20年7-9月)以降の前提となる為替レートは、1ドル=107円前後、1ユーロ=120円前後としている。

 第1四半期(20年4-6月)決算は、売上高および営業収入が1兆9689億1900万円(前年同期比2.2%増)、営業利益が2283億9500万円(同1.1%減)だった。

 同時に、戦略的な投資機会や財務状況、株価状況等を勘案した上で、機動的に自己株式取得を実施することを可能にするため、自社株の取得枠を設定。上限2000万株(自己株を除く発行済株式数の1.64%)・1000億円で、取得期間は8月5日から21年3月31日までとしている。

 4日終値は、前日比372円高の8686円。

提供:モーニングスター社

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