<相場の読み筋>8月20日

2020/8/20 7:47

 19日の米国株式は、NYダウが前日比85.19ドル安の2万7692.88ドルと3日続落、ナスダック総合指数は同64.382ポイント安の1万1146.461ポイントと3日ぶりに反落して取引を終えた。出来高概算は、ニューヨーク市場が7億6574万株、ナスダック市場が37億9431万株だった。

 7月28、29日開催のFOMC(米連邦公開市場委員会)議事要旨が公表され、新型コロナウイルス感染症の拡大による米経済への悪影響が懸念が示されたほか、長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)など新たな緩和策に慎重な姿勢が明らかになり、売りが先行した。個別ではアップル<AAPL>が上昇し、米企業として初めて時価総額が一時2兆ドルを突破した。ほか、長期金利の上昇を受け、銀行株が上昇した。

 20日の東京株式市場は、現地19日の米国株式が下落した流れを受け、売りが先行しそうだ。7月28-29日開催分のFOMC(米連邦公開市場委員会)議事要旨では、米景気の不透明感が強まった。ただ、円安・ドル高が支えとなり、下値は限定されよう。外国為替市場では、円は対ドルで1ドル=106円近辺(前日東京時間終値105円42-43銭)と円安に傾き、対ユーロでは1ユーロ=125円60銭近辺(同125円83-87銭)とやや強含んでいる。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、19日の大阪取引所終値比15円安の2万3115円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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