マキタが反発、野村証は「Buy」継続、目標株価は5500円に引き上げ

株式

2020/8/31 16:42

 マキタ<6586.T>が反発。野村証券では27日付で、投資判断「Buy」(買い)を継続、目標株価は4400円から5500円に引き上げている。

 キメ細かな販売・サービス網と海外事業基盤や「充電製品メーカー」としてLi―B式工具の業界随一の品揃えへの高評価は不変であるとコメント。近年は、後藤宗利社長を旗振り役にネットキャッシュの財務を活用し、(1)営業員などの増員(2)作業現場の周辺機器を含めたLi-B製品の品揃え拡充(3)物流拠点の新設を始めとした過去最高額の設備投資や戦略的な売価調整へ追加的に投資することで、園芸工具を筆頭に売上成長力が高まっている――と指摘。

 同社がこうした先行投資を続ける期間と金額は見通し難いものの、(1)建築消耗品としての安定した工具需要(2)人手不足・感染症対策として手工具から充電式工具への切替え(3)巣籠消費に伴うOPE(園芸工具)の売上拡大――を背景に21年3月期以降も過去最高水準の売上と10%超の営業利益率の継続を予想するとしている。

 同証券では、連結営業利益について、21年3月期575億円(前期比10.2%減、従来475億円、会社側計画は非開示)、22年3月期625億円(従来550億円)、23年3月期750億円(同675億円)と試算している。

 31日の終値は、前週末比50円高の4900円。

提供:モーニングスター社

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