<特集>続・9月の配当取り、注目の銘柄(3)=マサル―堅調な業績を背景に配当妙味
2020/9/11 17:31
ビルやマンションの大規模修繕工事などを手掛けるマサル<1795.T>をマークしたい。同社は9月期決算企業で、堅調な業績を背景に期末一括配当は130円を計画、11日の終値4400円に対する利回りは2.95%となる見込み。ジャスダック銘柄の平均利回り1.61%と比較すると、配当妙味が高く、8月7日に上方修正した20年9月期の連結業績予想は、売上高113億円(前期比24.2%増)、営業利益6億5000万円(同28.9%増)としている。前期から繰越していた大型再開発工事や東京五輪関連施設工事が第3四半期(4-6月)までに相次いで竣工を迎えたことに加え、追加工事が増加したことなどを織り込んだ。
株価は、通期業績予想の上方修正をきっかけに下値を切り上げる展開となり、11日には上場来高値となる4405円を付けるなど、高値圏での推移が続いている。新型コロナウイルス感染症の影響から先行き不透明感があり、主要株価指数が方向感に乏しいなか、値動きの軽い中小型株の一環として、折に触れ物色の矛先が向かうことも想定される。
提供:モーニングスター社
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