<相場の読み筋>9月23日

2020/9/23 7:41

 22日の米国株式は、NYダウが前日比140.48ドル高の2万7288.18ドルと4日ぶりに反発、ナスダック総合指数が同184.839ポイント高の1万963.637ポイントと5日ぶりに反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億4725万株、ナスダック市場が38億86万株だった。NYダウは21日に、欧州での新型コロナウイルス感染症の拡大警戒や、世界的な金融機関での巨額なマネーロンダリング(資金洗浄)疑惑から大幅に下落した反動から反発。一足早く調整入りしていたハイテク株を中心に、短期的な戻りを試す買いが優勢となったもよう。NYダウ採用銘柄では、ナイキ<NKE>やマイクロソフト<MSFT>、アムジェン<AMGN>などが、値上がり率の上位に入っている。

 23日の東京株式は反落後、もみ合いとなりそう。東京市場が連休のあいだ、欧米株式は下落していることもあり、売り先行のスタートとなろう。日経平均株価は、心理的なフシ目の2万3000円を挟んだ展開が想定される。前週に続き、手がかり材料に乏しいなか、時間外取引での米株価指数先物の動きに左右される場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=104円台の後半(前週末18日終値は104円57-58銭)とやや円安方向にある一方、ユーロ・円が1ユーロ=122円台の後半(同123円87-91銭)と円高に振れている。22日のADR(米国預託証券)は円換算値で、武田薬<4502.T>、日産自<7201.T>、三菱UFJ<8306.T>などが、前週末18日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同18日の大阪取引所終値比335円安の2万2885円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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