<特集>環境と景気対策でEV関連(3)=旭化成―セパレータの生産能力を強化
2020/9/25 17:46
旭化成<3407.T>をマークしたい。同社は、EV用電池に使われるリチウムイオンバッテリー(LIB)の重要部品のひとつであるセパレータを手掛けている。同社では、環境にやさしいEVの販売台数拡大を見込み、LIB用セパレータの生産能力増強を進め、21年度には年産で15億5000平方メートルまで拡大する計画が進行中だ。21年3月期第1四半期(20年4-6月)は、新型コロナウイルス感染症の拡大影響を受け、自動車メーカーでは販売台数の伸び悩みが業績の重しとなった。同社の連結決算も、石化原料市況の悪化による在庫影響や、アクリロニトリルなどの交易条件悪化などが響き減益となったが、EV向けのLIB用セパレータの販売数量は増加しており、需要の強さが伺える。
株価は、14日に直近高値となる972.8円を付ける場面がみられた後、戻り待ちの売りに押される展開が続いている。化学セクターの平均PREが35.1倍まで買われているなか、同社のPERは13.6倍程度にあり、割高感はないと判断したい。
提供:モーニングスター社
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