宇部興が反落、21年3月期第2四半期と通期の連結利益予想を下方修正

株式

2020/10/26 10:19

 宇部興産<4208.T>が反落し、一時52円安の1880円を付けている。前週末23日引け後、21年3月期第2四半期(20年4-9月)と通期の連結利益予想を下方修正し、嫌気された。

 第2四半期業績予想で、売上高を2930億円から2800億円(前年同期比16.4%減)に、営業利益を60億円から34億円(同79.7%減)に減額。売上高は、新型コロナウィルスの影響が当初の想定より前倒しで現れ、自動車・衣料繊維向けなど化学品を中心に需要が減少し価格も下落したことが響いた。利益面では、石炭などの原料価格下落の効果はあるものの、化学品の販売数量の減少やナイロン・ラクタム市況の悪化の影響が大きかった。通期予想では、売上高を6140億円から5920億円(前期比11.4%減)に、営業利益を260億円から215億円(同36.8%減)に引き下げた。第3四半期(10-12月)以降の需要は回復傾向にあるものの、当初の想定よりも緩やかな回復になると見込んでいる。

 午前10時17分時点の株価は、前週末比46円安の1886円。

提供:モーニングスター社

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