NTNが反発、三菱UFJモルガン証は「オーバーウエート」・目標株価350円に引き上げ

株式

2020/12/1 16:40

 NTN<6472.T>が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では11月30日付で、レーティングを「ニュートラル」(中立)から「オーバーウエート」(強気)に、目標株価を200円から350円に、それぞれ引き上げている。

 同証券では利益予想を上方修正、バリュエーション手法をPERベースに変更、あわせて目標株価を350円に引き上げるとしている。また、株価バリュエーションの割安感からダウンサイドリスクは小さく、事業再生計画奏功時のアップサイドは大きいとみることから、相対的に投資魅力が大きいと判断し、「オーバーウエート」に引き上げるとしている。

 同証券では連結営業利益について、21年3月期92億円の赤字(前期は70億5600万円、従来132億600万円の赤字、会社側計画は140億円の赤字)、22年3月期206億円(従来167億円)、23年3月期296億円(同244億円)と試算。

 (1)固定費と比例費の削減をより強く想定(2)主要3事業の販売予想を引き上げ(3)為替前提を1ドル=110円から105円に引き下げ――を主要因に挙げている。21年3月期は赤字予想ながら、世界経済の正常化の進展を想定、22年3月期は、販売回復による数量効果と事業再生計画の進展による収益性改善により、黒字転換を予想している。

 1日の終値は、前日比18円高の236円。

提供:モーニングスター社

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