<特集>2021年のお年玉銘柄(4)=スターゼン―「植物肉」関連でマーク続行、値固め進行中

株式

2021/1/4 7:53

 スターゼン<8043.T>の新年相場に期待したい。食肉需要の拡大に伴う供給不足懸念とともに家畜生産による環境負荷や健康面から大豆由来の「植物肉」へのニーズが高まっている。同社は、大塚食品(大塚ホールディングス<4578.T>)と大豆(大豆加工食品)を使った畜肉不使用製品ゼロミートシリーズを販売しており、関連銘柄としてマーク続行の対象になる。

 むろん、足元の業績は良好だ。21年3月期の連結業績予想は上方修正された経緯がある。売上高は3300億円から3450億円(前期比1.8%減)、営業利益は26億円から55億円(同30.0%増)に引き上げられ、一転して営業増益を見込む。食肉卸大手で、新型コロナウイルス感染拡大により、内食向け販売が好調に推移しているためで、採算の好転が注目される。

 株価は、11月24日の直近戻り高値4475円から12月11日の目先安値4055円まで調整を入れたが、その後は値固めが進行中。時価水準近辺では、5日・25日・75日・200日の各移動平均線が収れんしつつあり、下値不安は薄らいだとみられる。

提供:モーニングスター社

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