三井住友トラストが軟調、三菱UFJモルガン証は「ニュートラル」継続、目標株価は3200円に引き上げ

株式

2021/1/4 16:44

 三井住友トラスト・ホールディングス<8309.T>が軟調。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では12月30日付で、レーティング「ニュートラル」(中立)を継続、目標株価は3000円から3200円に引き上げている。

 同証券では業績予想を上方修正、あわせて目標株価を3200円に引き上げるとしている。外貨調達コストの減少と同社の貸出ポートフォリオの健全性を踏まえた与信関連収支の従来予想比改善を主因に、業績予想を上方修正するとしている。併せて1株当たり年間配当金予想も21年3月期150円(従来150円)、22年3月期165円(同160円)、23年3月期190円(同175円)、とし、22年3月期以降毎期100億円(取得単価前提3200円)の自己株取得を予想している。

 目標株価算出根拠の22年3月期同証券予想自己資本総還元率は2.4%(同2.21%)となるものの、同証券予想および大手銀行の自己資本総還元率とPBRとの相関に基づく理論株価は直近株価に近いことから、「ニュートラル」を継続するとしている。

 同証券では連結実質業務純益について、21年3月期2540億円(前期比2.4%減、従来2250億円、会社側計画は非開示)、22年3月期2790億円(従来2330億円)、23年3月期2870億円(同2380億円)と試算している。

 4日の終値は、前日比10円安の3167円。

提供:モーニングスター社

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