パーク24が反発、SMBC日興証は「1」・目標株価2200円に引き上げ

株式

2021/1/12 16:20

 パーク24<4666.T>が反発。SMBC日興証券では8日付で、投資判断を「2」(中立)から「1」(アウトパフォーム)に、目標株価を2000円から2200円に、それぞれ引き上げている。

 20年10月期はコロナ影響直撃により多額の赤字決算となり、21年10月期も4月中間期はコロナ影響が残るも徐々に業績回復が進むと予想している。コロナ禍を機にコスト構造改革が進んでいること、カーシェアに経営資源を集中する戦略に注力していることなど、中・長期成長に向けての道筋は従来よりクリアになったと評価しているという。「海外事業の大幅減損と500億円の劣後ローン発行により財務リスクは大幅に後退したと判断している」ともしている。中・長期成長を織り込んだ際の株価上昇余地は大きいことから、「1」に引き上げるとしている。

 また、業績予想について、21年10月期―23年10月期はコロナ影響も考慮し従来通しを引き下げた一方で、24年10月期はカーシェアに注力する成長戦略が奏功すると判断し、従来見通しを引き上げるとしている。同証券では連結営業利益について、21年10月期122億円(前期比7.4%減、従来134億円、会社側計画は135億円)、22年10月期235億円(従来267億円)、23年10月期322億円、24年10月期402億円、25年10月期461億円と試算している。

 12日の終値は、前週末比21円高の1809円。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ