日本M&Aが小動き、大和証は「1」継続、目標株価は6600円に引き上げ

株式

2021/2/2 16:25

 日本M&Aセンター<2127.T>が小動き。大和証券では1日付で、投資判断「1」(買い)を継続、目標株価は6500円から6600円に引き上げている。

 中・小型株のうち継続的な高い利益成長が期待される銘柄の今期予想平均PERは71倍程度であり、今来期同証券予想平均一株利益70.6円を用いて、業界での中心的な銘柄であることから、同PERに30%のプレミアムを付与して目標株価6600円は算出されている。

 サプライズはないものの、大型案件のクロージングが進んだこともある高水準の利益が継続していることは評価されようとコメント。政策リスクは後退しつつあり、新規受託の積み上げが当面のけん引役になると予想している。また、第4四半期(21年1-3月)はクロージングと案件獲得の両方の積み上げを目指すとしているものの、外出自粛要請の影響もあり伸び悩み懸念が残るという。

 その一方、中小企業庁「中小企業の経営資源集約化等に関する検討会」で議論が進んでいる中小M&A(企業の合併・買収)にかかる支援機関の取組についての議論では、業界団体の設立により、各事業者による自律的な規律を働かせ中小M&Aガイドラインの浸透による仕組みが落としどころとなりそうな印象とも指摘している。

 2日の終値は、前日比30円高の6120円。

提供:モーニングスター社

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