<新興国eye>ブラジル中銀週報:21年のGDP見通しを3.47%増に下方修正

新興国

2021/2/9 9:37

 ブラジル中央銀行が8日発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、同中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した、中銀の21年の実質GDP(国内総生産)伸び率の見通しは前週予想の対前年比3.50%増から3.47%増に下方修正された。1カ月前の予想は3.41%増だった。また、22年の見通しは前週予想の2.50%増に据え置かれた。据え置きは146週連続。

 IPCA(拡大消費者物価指数)で見た21年のインフレ見通しは前週予想の3.53%上昇から3.60%上昇に引き上げられた。引き上げは5週連続。1カ月前の予想は3.34%上昇だった。22年の見通しは前週予想の3.50%上昇から3.49%上昇に引き下げられた。1カ月前の予想は3.50%上昇だった。

 一方、21年末時点の政策金利見通しは前週予想の3.50%に据え置かれた。据え置きは2週連続。1カ月前は3.25%だった。22年末時点の見通しも前週予想の5.00%に据え置かれた。据え置きは2週連続。1カ月前は4.75%だった。次回3月16-17日会合時点の見通しも前週予想の2.00%に据え置かれた。据え置きは32週連続。

 また、為替レートの見通しは、21年末時点の見通しが前週予想の1ドル=5.01レアルに据え置かれた。1カ月前の予想は5.00レアルだった。22年末時点の見通しも前週予想の5.00レアルに据え置かれた。据え置きは2週連続。1カ月前は4.90レアルだった。

<関連銘柄>

 ボベスパ<1325.T>、iSエマジン<1582.T>、上場MSエマ<1681.T>、

 iS新興国<1362.T>、上場EM債<1566.T>

提供:モーニングスター社

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