3月1日の債券市場見通し=反発、強含みの展開か

債券

2021/3/1 8:32

予想レンジ:債券先物中心限月(21年3月限)151.65円-151.85円、長期国債利回り0.140%-0.160%

 3月1日の債券市場は、前週末の米国債市場の反発の流れを引き継ぎ、強含みの展開となりそうだ。

 米国市場では株式相場が急落して、米長期金利が一時1.6%台に乗せた。「債券市場では反動や押し目待ちの買いが出て反発し、債券インデックスのデュレーション(年限長期化)の買いの伸びに対応した月末特有の買いも影響したようだ」(銀行系証券)という。

 国内市場でも買い戻しが優勢な展開となりそうだ。日経平均株価が下落する場面では強含みそうだ。「米長期金利の先高懸念はなお残るが、前週末にその上昇がいったん止まったことで、円債市場でも押し目買いが出やすくなるだろう」(同)との見方。今週の10年国債入札(2日)や30年国債入札(4日)を巡る警戒感も弱まる見込み。日銀の長期国債買い入れオペを無難にこなしながら、反発する展開になりそうだ。

提供:モーニングスター社

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