三井金が堅調、野村証は「BUY」継続、目標株価は4650円に引き上げ

株式

2021/3/17 16:30

 三井金属鉱業<5706.T>が堅調。野村証券では16日付で、投資判断「BUY」(買い)を継続、目標株価は4060円から4650円に引き上げている。

 同証券では業績予想を上方修正、あわせて目標株価を4650円に引き上げるとしている。21年3月期は、金属事業を中心にPMG(白金属)価格の上昇などの一時的な要因もあり、従来予想を大きく上方修正し、経常利益は会社側計画を上回ると予想。22年3月期は21年3月期の一過性の利益の多くがはく落することで、経常利益は前期比で18%減を見込んでいる。一方で、機能材料を中心に実質的な増益基調が続くと判断し、電解銅箔を中心とした中期成長を評価する見方に変更はないとし、22年3月期の修正経常利益も電解銅箔の数量予想を引き上げるなどにより、従来予想を上方修正するとしている。

 目標株価4650円は、期が進んだことから、基準期を22年3月期から23年3月期に変更し、PER約13倍で算出されている。

 同証券では連結経常利益について、21年3月期370億円(前期比4倍、従来240億円、会社側計画は350億円)、22年3月期305億円(従来245億円)、23年3月期340億円(同290億円)と試算している。

 午後1時25分時点の株価は前日比15円高の3685円。

提供:モーニングスター社

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