ヨコオが小動き、SMBC日興証は「1」継続、目標株価は4200円に引き上げ

株式

2021/4/6 16:10

 ヨコオ<6800.T>が小動き。SMBC日興証券では5日付で、投資判断「1」(アウトパフォーム)を継続、目標株価は4000円から4200円に引き上げている。

 半導体や部品供給不足などで自動車生産台数減少の影響は受けるものの、引き続きシェア拡大で相対的に売上高伸び率は市場台数伸び率を上回ると期待でき、業績への懸念は限定的と見るとコメント。短期視点では、22年3月期同証券予想連結1株利益214.5円からPERは13倍と割安感があるとみているという。

 同証券では連結営業利益について、21年3月期52億円(前期比5.7%増、従来48億円、会社側計画は50億円)、22年3月期67億円(従来63億円)、23年3月期76億円、24年3月期86億円、25年3月期97億円と試算。22年3月期の主なセグメント別増減は、車載通信機器6億8000万円増、回路検査用コネクタ8億6000万円増、VCCSはCOVID-19影響が大きかった21年3月期第1四半期(20年4-6月)営業損益9億4000万円赤字からの回復はあるものの、緊急コスト削減の費用戻りが考慮されている。回路検査用コネクタは21年3月期第4四半期(21年1-3月)から主要顧客の案件が徐々に立ち上がる点や、前工程での顧客拡大、メモリ向け需要増加などによる、22年3月期増収に見合う増益を予想している。

 6日の終値は、前日比4円安の2842円。

提供:モーニングスター社

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