あすか製薬HDが急反発、21年3月期の連結業績予想を上方修正と日本硝子産業を持分法関連会社に

株式

2021/4/26 16:18

 あすか製薬ホールディングス<4886.T>が急反発し、76円高の1450円を付けた。前週末23日引け後、21年3月期の連結業績予想を上方修正し、好感された。

 21年3月期業績予想で、売上高を540億円から551億円(前期比4.9%増)に、営業利益を28億円から36億円(同2,4倍)に引き上げた。売上高は、主に医療用医薬品事業の売上高が想定を上回った。利益面では、増収効果に加え、営業経費の減少や原価低減策なども寄与する。

 同時に、日本硝子産業(東京都中央区)の株式の20%以上を取得し、日本硝子産業を持分法適用関連会社にしたと発表。日本硝子産業は、アンプル・バイアルを主とする医薬品容器の製造・開発を主力に、世界各国からの製品調達、ビジネスプロセスアウトソーシングによる医薬品製造などを含めたソリューション事業を展開する。今回、同社は日本硝子産業株19万6000株(発行済み株式数の20.04%)を取得。取得価額は、契約上の守秘義務により非開示としている。この株式取得で、両社のシナジーを発揮し、可能な限りコストを削減しながら生産性を高め、有効性・安全性に優れた高品質な医薬品を安定的に提供するとしている。

 26日の終値は、前週末比52円高の1426円。

提供:モーニングスター社

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