トーカロが急落、通期業績が計画を超過するも材料出尽くし感

株式

2021/5/11 14:40

 トーカロ<3433.T>が急落。10日引け後の決算発表で、21年3月期の連結業績は計画を超過したが、いったん材料出尽くしの動き。株価は前日比103円安の1449円まで値を下げている。

 21年3月期は、売上高390億7300万円(前期比3.1%増)、営業利益86億6900万円(同32.3%増)。半導体・FPD(フラットパネルディスプレー)分野向け加工が、自動車向け需要の高まりや、5G(第5世代移動通信システム)通信の普及等による半導体メーカーの設備投資の大幅な伸長を背景に好調に推移する中、主力の「溶射加工(単体)」が営業利益を67億6000万円(同28.2%増)に伸ばして全体をけん引。連結営業利益は従来予想を6億6900万円超過した。続く22年3月期は、売上高410億円(収益認識に関する会計基準を適用するため増減比較はない)、営業利益90億円を計画している。

 午後2時37分現在の株価は68円安の1484円。

提供:モーニングスター社

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