日経平均は259円安と大幅反落、一時450円超安、売り一巡後の戻り限定=17日後場

 17日後場の日経平均株価は前週末比259円64銭安の2万7824円83銭と大幅反落。朝方は、前週末の米国株高を受け、買い優勢で始まり、寄り付き直後に2万8312円78銭(前週末比228円31銭高)まで上昇する場面があった。その後は、時間外取引での米株価指数先物の軟化とともに、先物に断続的な売りが出て下げに転じた。台湾加権指数安も重しとなり、下げ幅を広げ、後場早々には2万7632円53銭(前週末比451円94銭安)まで下押した。売り一巡後は下げ渋ったが、戻りは限定され、大引けにかけて2万7800円近辺で停滞した。

 東証1部の出来高は11億6498万株、売買代金は2兆4591億円。騰落銘柄数は値上がり908銘柄、値下がり1211銘柄、変わらず73銘柄。

 業種別では、フジクラ<5803.T>、三菱マテリアル<5711.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株が下落。商船三井<9104.T>、商船三井<9104.T>、郵船<9101.T>などの海運株も軟調。リクルートH<6098.T>、エムスリー<2413.T>などのサービス株や、ダイキン<6367.T>、クボタ<6326.T>などの機械株も安い。ソフバンG<9984.T>、ネクソン<3659.T>、トレンド<4704.T>などの情報通信株も売られた。大成建設<1801.T>、鹿島<1812.T>などの建設株や、日本製鉄<5401.T>、大平金<5541.T>などの鉄鋼株も安い。

 半面、東急不HD<3289.T>、住友不<8830.T>、三井不<8801.T>などの不動産株が堅調。アシックス<7936.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、ANA<9202.T>などの空運株も高い。トヨタ<7203.T>、スズキ<7269.T>、ヤマハ発動機<7272.T>などの輸送用機器株や、浜ゴム<5101.T>、TOYO<5105.T>などのゴム製品株も買われた。

 個別では、ピアラ<7044.T>、マーケットエンター<3135.T>、ファイバーG<9450.T>、シンシア<7782.T>がストップ安となり、グレイス<6541.T>も一時ストップ安。半面、KIスター不<3465.T>、ギフティ<4449.T>、AOITYO<3975.T>(監理)がストップ高となり、フコク<5185.T>、日精樹脂<6293.T>も一時ストップ高。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、19業種が下落した。

(写真:123RF)

提供:モーニングスター社

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