<相場の読み筋>5月19日

2021/5/19 7:45

 18日の米国株式は、続落した。NYダウが前日比267.13ドル安の3万4060.66ドル、ナスダック総合指数が同75.412ポイント安の1万3303.636ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億2789万株、ナスダック市場が46億6388万株だった。米4月の住宅着工件数が156万9000件となり、市場予想平均の170万5000件を下回った。住宅市場の鈍化が警戒され、景気敏感株の一角が下落したことが重しとなった。NYダウ採用銘柄では、シェブロン<CVX>やキャタピラー<CAT>、ダウ(旧ダウ・デュポン)<DOW>などが、値下がり率の上位に入っている。

 19日の東京株式は反落後、もみ合いとなりそう。日経平均株価はきのう18日に大幅反発した反動や、現地18日の米国株式が続落した動きなどから、売り優勢のスタートとなろう。手がかり材料難のなか、時間外取引での米株価指数先物や、アジア市場での株価の動きに対して、神経質な展開が続くとみられ、売り一巡後は、様子見ムードが広がる場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=108円台の後半(18日は108円97-98銭)とやや円高方向にある一方、ユーロ・円が1ユーロ=133円台の前半(同132円96銭-133円00銭)とやや円安方向に振れている。18日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ZHD<4689.T>、コマツ<6301.T>、キーエンス<6861.T>などが、18日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、18日の大阪取引所清算値比330円安の2万8130円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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