三井化学が続伸、SMBC日興証は「1」継続、目標株価は4700円に引き上げ

株式

2021/5/24 16:54

 三井化学<4183.T>が続伸。SMBC日興証券では21日付で、投資判断「1」(アウトパフォーム)を継続、目標株価は4200円から4700円に引き上げている。

 同証券では業績予想を修正、連結営業利益について、22年3月期1230億円(前期比57.4%増、従来1000億円、会社側計画は1130億円)、23年3月期1230億円(従来1100億円)、24年3月期1320億円、25年3月期1410億円、26年3月期1510億円と試算。21年3月期第4四半期(21年1-3月)決算では、基盤素材事業のみならず成長3領域での計画を上回る着地、過去最高益となる会社側計画が好印象であったとしている。

 成長3領域は、ヘルスケア事業を中心に、数量成長により利益水準を高めていると指摘。22年3月期計画は、主に基盤素材事業にて依然上振れ余地があるだろうとしている。総合化学メーカーの中で、同社の株主還元に対する姿勢は特に積極的で、計画を上回る好業績に加え、株価が過度に割安な水準で放置されれば、自己株式取得の可能性が一段と高まると見ているという。

 24日の終値は、前週末比110円高の3540円。

提供:モーニングスター社

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