日経平均は475円程度高、上げ幅を拡大し半月ぶりに2万9000円台乗せ=28日寄り付き

 28日午前9時21分すぎの日経平均株価は、前日比475円程度高い2万9025円前後で推移する。午前9時20分には、同500円64銭高の2万9049円65銭を付け、取引時間中としては、半月ぶりに2万9000円台に乗せている。きのう27日は6日ぶりに反落したものの、底堅く推移していたことや、現地27日の米国株式市場で、ナスダック総合指数が小反落したが、NYダウが続伸したことが支えとなり、買いが先行した。また、時間外取引で米株価指数先物が上昇していることも追い風となっているもようで、為替相場も円安方向にあることも支えとみられる。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、26日の大阪取引所清算値比320円高の2万8850円だった。

 業種別では、日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株や、コマツ<6301.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株が上昇。帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株や、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株も高い。オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株も堅調。SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株や、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株も上げている。

 個別では、富士石油<5017.T>、レシップHD<7213.T>、ミツウロコH<8131.T>、中央発條<5992.T>、大阪チタ<5726.T>などが上昇。半面、ヤマシタHH<9265.T>、アトラエ<6194.T>、タマホーム<1419.T>、スタティアH<3393.T>、デジタルHD<2389.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時21分時点で、1ドル=109円台の後半(27日は1ドル=109円09-11銭)、1ユーロ=133円台の後半(同133円14-18銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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