日経平均は9円安と小反落、方向感に欠ける展開続く、手掛かり材料乏しく様子見=11日後場

 11日後場の日経平均株価は前日比9円83銭安の2万8948円73銭と小反落。方向感に欠ける展開が続いた。朝方は、米長期金利の低下を背景に10日の米国株式が上昇した流れを受け、買いが先行した。いったん下げに転じた後切り返したが、再度軟化。株価指数先物に断続的な売りが出て一時2万8839円54銭(前日比119円02銭安)まで値を下げた。その後、再びプラス圏に持ち直し、一時2万9080円89銭(同122円33銭高)まで値を上げたが、買いは続かず、前場終盤にかけて小安い水準に押し戻された。後場は、小幅高に戻す場面もあったが、上値は重く、総じて前日終値近辺でもみ合った。週末で手掛かり材料に乏しく、様子見気分となった。なお、この日算出の日経平均先物・オプション6月限のSQ(特別清算指数)値は2万9046円40銭。

 東証1部の出来高は12億2115万株、売買代金は2兆9082億円。騰落銘柄数は値上がり709銘柄、値下がり1363銘柄、変わらず121銘柄。

 市場からは「日経平均2万9000円前後では戻り売りが出やすく上値が重くなる。かと言って売り仕掛ける訳でもなく、市場は冷めている。要は、新規の材料待ちだ」(準大手証券)との声が聞かれた。

 業種別では、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>、みずほ<8411.T>などの銀行株が軟調。三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>、住友不<8830.T>などの不動産株や、オリックス<8591.T>、クレセゾン<8253.T>などのその他金融株も安い。クボタ<6326.T>、コマツ<6301.T>などの機械株や、住友電工<5802.T>、三菱マテリアル<5711.T>などの非鉄金属株も値を下げた。第一生命HD<8750.T>、T&DHD<8795.T>などの保険株や、JR西日本<9021.T>、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株も売られた。

 半面、郵船<9101.T>、川崎汽<9107.T>、商船三井<9104.T>などの海運株が堅調。エーザイ<4523.T>、第一三共<4568.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株も高い。中部電力<9502.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株や、NTT<9432.T>、NTTデータ<9613.T>などの情報通信株も買われた。ENEOS<5020.T>、コスモエネH<5021.T>などの石油石炭製品株も引き締まり、HOYA<7741.T>などの精密株も値を上げた。

 個別では、アイモバイル<6535.T>がストップ高となり、エムアップH<3661.T>、邦チタ<5727.T>、ラクスル<4384.T>、東京機<6335.T>などの上げも目立った。半面、廣済堂<7868.T>がストップ安となり、ジャムコ<7408.T>、鎌倉新書<6184.T>、ラクーンHD<3031.T>、NCHD<6236.T>などの下げも目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、22業種が下落した。

(写真:123RF)

提供:モーニングスター社

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