<米国株情報>テスラCEO、ビットコインによる決済再開の可能性を示唆

株式

2021/6/15 10:24

 電気自動車(EV)大手テスラ<TSLA>のイーロン・マスクCEO(最高経営責任者)は13日、ツイッターで、条件が整えば決済手段として暗号資産のビットコイン(BTC)の利用を再開する方針を明らかにした。

 テスラは5月12日、ビットコインのマインニング工程で消費される膨大な電力が化石燃料で賄われていることから、「二酸化炭素の排出量が多い化石燃料の消費が増えることは環境保護の観点から好ましくない」としてビットコインの決済利用停止を発表していた。今回、マスクCEOは、マイニングに使われる電力の50%が環境に配慮したクリーンエネルギーによって生成されていると確認された場合、ビットコインの決済利用を再開するとしている。

 ビットコインはテスラの方針やマスクCEOの一連の発言に敏感に反応しており、こうしたマスク氏のツイッターを通じたビットコイン相場撹乱発言に批判的な見方も少なくない。南アフリカの金融サービス大手シグニアのマグダ・ワイゼッカCEO(最高経営責任者)は南アフリカのラジオ番組で、「一人の影響力を持った人物によるビットコイン相場の操縦を目の当たりにしている」とした上で、「(ビットコインではなく)一般の上場企業がターゲットだったら、マスク氏はSEC(米証券取引委員会)によって厳しく罰せられるだろう」と指摘した。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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