<相場の読み筋>6月25日

2021/6/25 7:45

 24日の米国株式は、NYダウが前日比322.58ドル高の3万4196.82ドルと反発、ナスダック総合指数が同97.976ポイント高の1万4369.709ポイントと4日続伸して取引を終了。ナスダック総合指数は、3日続けて終値ベースの史上最高値を更新した。出来高概算は、NY市場が8億1041万株、ナスダック市場が42億7987万株だった。バイデン米大統領が同日、米上院の超党派グループと8年間で1兆2090億ドル(約133兆円)のインフラ投資計画で合意したと発表。インフラへの投資拡大を見込み、景気敏感株を中心に物色された。NYダウ採用銘柄では、ボーイング<BA>やキャタピラー<CAT>、ゴールドマン・サックス<GS>などが、値上がり率の上位に入っている。

 25日の東京株式は続伸後、上値の重い展開か。きのう24日の日経平均株価は、取引終了間際に小幅ながら反発。底堅い動きをみせていただけに、現地24日の米国株式が上昇したことを受け、買い優勢のスタートとなろう。ただ、国内的には積極的に買い進む材料に乏しいことや、直近で心理的なフシ目の2万9000円近辺では、戻り待ちの売りに押される格好が続いていることから、上値として意識されそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=110円台の後半(24日は110円87-89銭)、ユーロ・円が1ユーロ=132円台の前半(同132円28-32銭)と小動き。24日のADR(米国預託証券)は円換算値で、コマツ<6301.T>、パナソニック<6752.T>、日産自<7201.T>などが、24日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、24日の大阪取引所清算値比180円高の2万8980円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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