日経平均は73円程度高、買い先行後に下げ転換したが堅調に推移=2日寄り付き

 2日午前9時21分すぎの日経平均株価は、前日比73円程度安い2万8780円前後で推移する。午前9時11分には、同77円89銭高の2万8784円93銭を付けている。きのう1日に、下げ渋る動きをみせていたことや、現地1日の米国株式市場で、NYダウが3日続伸し、ナスダック総合指数が反発したことなどから、買いが先行した。寄り付き直後に、下げ転換する場面もみられるなど、不安定な立ち上がりとなったが、足元ではでは堅調に推移している。為替市場で、円がドルやユーロに対して、円安方向にあることも意識されているもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、1日の大阪取引所清算値比155円高の2万8785円だった。

 業種別では、INPEX<1605.T>、K&Oエナジ<1663.T>などの鉱業株や、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株が上昇。三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株も高い。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株も堅調。日水<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株や、大林組<1802.T>、大和ハウス<1925.T>などの建設株も上げている。

 個別では、クラウディH<3607.T>、リニカル<2183.T>、MSコンサル<6555.T>、電算システム<4072.T>、フィールズ<2767.T>などが上昇。半面、大有機化<4187.T>、クスリアオキ<3549.T>、マルマエ<6264.T>、SREHD<2980.T>、レーザーテク<6920.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時21分時点で、1ドル=111円台の半ば(1日は1ドル=111円27-28銭)、1ユーロ=132円台の前半(同131円82-86銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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