郵船が乱高下、22年3月期第2四半期と通期業績予想を上方修正も戻り待ちの売りに押される

株式

2021/7/2 12:02

 日本郵船<9101.T>が乱高下。1日引け後、22年3月期第2四半期(21年4-9月)と通期の連結業績予想を上方修正。朝方は、買いが先行し一時110円高の5530円を付ける場面もみられた。ただ、すでに商船三井<9104.T>や川崎汽船<9107.T>が業績予想の上方修正を行った際、連想として同社株も上昇していただけに、戻り待ちの売りに押され、午前9時44分には同190円安の5230円を付けるなど、荒れた値動きとなった。

 第2四半期業績予想で、売上高を7600億円から9400億円(前年同期比30.2%増)に、経常利益を860億円から2750億円(同5.8倍)に引き上げた。通期予想では、売上高を1兆5000億円から1兆8000億円(前期比11.9%増)に、経常利益を1400億円から3700億円(同71.8%増)に増額した。旺盛な輸送需要の継続を背景に、持分法適用会社のOCEAN NETWORK EXPRESSの業績が想定以上に堅調に推移。航空運送事業および物流事業においても引き締まった需給が継続している。また、好調なドライバルク市況などにより、不定期専用船事業においても収支の良化を織り込んだ。

 前場終値は、前日比10円安の5410円。

提供:モーニングスター社

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