日経平均は439円程度安、株価指数先物に断続的な売りで弱い動きが続く=7日寄り付き

 7日午前9時20分すぎの日経平均株価は、前日比439円程度安い2万8203円前後で推移する。午前9時2分には、同481円46銭安の2万8161円75銭を付けている。上値の重い動きだったことや、政府が1都3県に発出している「まん延防止等重点措置」を1カ月程度延長する方針を固めたと報じられ、景気回復遅れの懸念から、売りが先行した。その後も、株価指数先物に断続的な売りが出るなど、弱い動きが続いている。連休明け6日の米国株式市場では、NYダウが5日ぶりに反落した一方、ナスダック総合指数は3日続伸し、連日で史上最高値を更新するなど、まちまちだった。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、6日の大阪取引所清算値比225円安の2万8385円だった。

 業種別では、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株が下落。三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株も安い。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株も軟調。AGC<5201.T>、TOTO<5332.T>などのガラス土石株や、信越化<4063.T>、花王<4452.T>などの化学株も下げている。

 個別では、キユーピー<2809.T>、三井E&SH<7003.T>、東和薬品<4553.T>、T&DHD<8795.T>、モバファク<3912.T>などが下落。半面、システムソフト<7527.T>、OKK<6205.T>、東京機<6335.T>、ハニーズHD<2792.T>、わらべや日洋<2918.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時20分時点で、1ドル=110円台の半ば(6日は1ドル=110円77-78銭)、1ユーロ=130円台の半ば(同131円51-55銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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