<相場の読み筋>7月13日

2021/7/13 7:45

 12日の米国株式は、続伸した。NYダウが前週末比126.02ドル高の3万4996.18ドル、ナスダック総合指数が同31.321ポイント高の1万4733.240ポイントで取引を終了。NYダウ、ナスダック総合指数ともに、連日で史上最高値を更新した。出来高概算は、NY市場が7億8646万株、ナスダック市場が47億5496万株だった。米4-6月期決算発表の本格化を控え、経済活動の正常化へ向けた動きを背景に、金融株や景気敏感株などに好業績期待の買いが入った。NYダウは一時、取引時間中としては5月10日以来となる、3万5000ドル台に乗せる場面もみられた。同指数の採用銘柄では、ウォルトディズニー<DIS>やゴールドマン・サックス<GS>、JPモルガン<JPM>などが、値上がり率の上位に入っている。

 13日の東京株式は続伸後、上値の重い展開か。きのう12日の強地合いや、現地12日の米国株式市場で、NYダウやナスダック総合指数が連日で史上最高値を更新した動きなどから、買いが先行するとみられる。ただ、日経平均株価は、5月下旬から6月にかけて、2万8500円から2万9400円の間を推移していただけに「戻り待ち圧力が強まる可能性もある」(中堅証券)との見方もあり、上値を抑えられる場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=110円台の前半(12日は110円04-06銭)と円安に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=130円台の後半(同130円70-74銭)と小動き。

 12日のADR(米国預託証券)は円換算値で、パナソニック<6752.T>、トヨタ<7203.T>、三菱UFJ<8306.T>などが、12日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、12日の大阪取引所清算値比155円高の2万8655円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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