三光合成が急騰、21年5月期決算は上ブレ着地、22年5月期は増収増益見通しに3円増配予定

株式

2021/7/15 11:52

 三光合成<7888.T>が急騰し、一時61円高の510円を付けた。14日引け後に21年5月期連結決算の上ブレ着地と22年5月期の増収増益見通しに3円増配予定を発表し、好感された。

 21年5月期決算は、売上高が551億4500万円(前期比8.7%増)、営業利益が24億1100万円(同3.47倍)となった。前回発表予想に対し、それぞれ21億4500万円、4億1100万円の上乗せとなった。売上高においては、成形品部門でタイ、インドネシア、中国での車両部品の受注が増加し、金型部門では欧州、タイ、インドネシアなどの受注増加もあり、計画を上回った。増収効果や運賃梱包費など各種経費の削減活動により、利益を押し上げた。

 22年5月期業績予想は、売上高が600億円(前期比8.8%増)、営業利益が29億円(同20.3%増)を見込む。配当は14円(前期は11円)を予定している。同社では、より付加価値の高い製品や金型の受注活動を積極的に行うとともに、安定した収益構造の確保と経営体質の強化を図るとしている。

提供:モーニングスター社

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