野村不HDが急伸、22年3月期第1四半期の大幅な増益着地を材料視

株式

2021/7/26 12:02

 野村不動産ホールディングス(野村不HD)<3231.T>が急伸し、一時158円高の2843円を付ける場面があった。前週21日引け後、22年3月期第1四半期(21年4-6月)の連結決算を発表。大幅な増益で着地し、材料視された。

 第1四半期決算は、売上高が1465億4400万円(前年同期比7.4%増)、営業利益が304億9300万円(同70.3%増)だった。住宅部門は、住宅分譲事業で計上戸数が増加したものの、平均単価が低下したことが影響し減収減益となった。ただ、都市開発部門において、収益不動産事業で物件売却収入が増加したことや、仲介・CRE部門で、前年同期に新型コロナウイルス感染症の影響で一部営業活動を自粛した反動などから、取扱件数および取扱高が増加、資産運用部門も好調だった。

 22年3月期業績予想は、売上高6800億円(前期比17.1%増)、営業利益770億円(同0.9%増)を据え置き。

 前場終値は、前営業日比83円高の2768円。

提供:モーニングスター社

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