三菱商、次世代水素エネルギーチェーン技術研究組合を通じ水素をMCHとして輸送・供給する契約を締結

株式

2021/8/11 15:41

 三菱商事<8058.T>は10日、同社および千代田化工建設(千代化建)<6366.T>、三井物産<8031.T>、日本郵船(郵船)<9101.T>は、4社が共同で設立した次世代水素エネルギーチェーン技術研究組合を通じ、ENEOSホールディングス<5020.T>のENEOSと、ENEOSが推進する実証事業に向け、ブルネイ・ダルサラーム国で製造する水素をメチルシクロヘキサン(MCH)として供給する契約を締結したと発表した。

 次世代水素エネルギーチェーン技術研究組合は、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の助成を受けて、ブルネイで製造したMCHを日本に初めて国際間輸送し、水素を安定的に取り出す実証を20年に実施・完了している。今回はその実績を基に、ENEOSがCROS(石油供給構造高度化事業コンソーシアム)の助成を受けて実施する同社製油所向けの技術実証支援事業においても、同組合がブルネイで製造する水素をMCHとしてケミカルタンカーなどで輸送し、供給する役割を担う。

 11日の終値は、前日比104円安の3291円。

提供:モーニングスター社

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