日経平均は85円程度安、売り先行後も軟調な展開に=13日寄り付き

 13日午前9時25分すぎの日経平均株価は、前週末比95円程度安い3万286円前後で推移する。午前9時23分には、同109円76銭安の3万272円08銭を付けている。前週末10日に大幅反発した反動や、現地10日の米国株式市場で、NYダウが5日続落し、ナスダック総合指数も3日続落したこともあり、売りが先行した。その後も弱含みの展開にある。ただ、寄り付き後は、株価指数先物に断続的な買いが入ったことをキッカケに上げ転換する場面もみられた。現地10日の米国株式市場では、NYダウが5日続落し、ナスダック総合指数も3日続落し、シカゴ日経平均先物円建て清算値は、前週末10日の大阪取引所清算値比225円安の2万9935円だった。

 業種別では、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株が下落。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株も安い。三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株や、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株も軟調。武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株や、ジャックス<8584.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株も下げている。

 個別では、シルバライフ<9262.T>、ザッパラス<3770.T>、アセンテック<3565.T>、HIS<9603.T>、チタン工<4098.T>などが下落。半面、新生銀行<8303.T>、大真空<6962.T>、オハラ<5218.T>、廣済堂<7868.T>、フリービット<3843.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時25分時点で、1ドル=109円台の後半(前週末10日は1ドル=109円94-96銭)、1ユーロ=129円台の後半(同130円19-23銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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