AGC、米子会社がドイツでmRNAの製造受託サービスの提供体制構築と原料生産ラインを増設へ

株式

2021/9/15 15:49

 AGC<5201.T>は14日、バイオ医薬品CDMO(製造受託に加え、製造方法の開発を受託・代行)事業子会社の米AGC Biologics社が、旺盛な需要に対応するため、ドイツのハイデルベルグ工場において、メッセンジャーRNA(mRNA)の製造受託サービスの提供体制を構築するとともに、その原料となるプラスミドDNA(pDNA)生産ラインの増設を決定したと発表した。

 新型コロナウイルスワクチン用途で実用化されているmRNAは、新しい創薬モダリティとして注目が集まっており、ワクチン以外の分野も含め世界的な需要増が期待されている。AGC Biologics社では、すでにハイデルベルグ工場で事業化しているpDNAの製造受託事業で培った技術やノウハウを生かし、新たにmRNAの製造受託サービスを提供する。増設したラインは23年中頃の稼働開始を予定している。

 15日の終値は、前日比10円高の5810円。

提供:モーニングスター社

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