<相場の読み筋>9月17日

2021/9/17 7:45

 16日の米国株式は、NYダウが前日比63.07ドル安の3万4751.32ドルと反落、ナスダック総合指数は同20.394ポイント高の1万5181.924ポイントと続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億2860万株、ナスダック市場が35億6756万株だった。米週間の新規失業保険申請件数が、季節調整済みの年率換算で33万2000件となり、市場予想平均の33万件よりも悪かった。一方、米8月小売売上高は前月比0.7%増で、市場予想平均の同0.8%減に反して増加。好悪の指標が示されたが、景気敏感株を中心に下落しNYダウは反落した。反面、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、アマゾン・ドットコム<AMZN>やテスラ<TSLA>、アドビ<ADBE>などが堅調で、同指数の上昇を支えた。

 17日の東京株式は反発後、もみ合いか。日経平均株価は続落となっていた反動から、買い先行スタートが期待される。ただ、戻り待ちの売りで上値の重い展開となっていることから、上値を追う動きは限られそう。また、取引終了間際には、週末要因に加え、20日が敬老の日の祝日で3連休になることから、ポジション調整の売りが強まる場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の後半(16日は109円35-36銭)、ユーロ・円が1ユーロ=129円台の前半(同128円83-87銭)とやや円安方向にある。16日のADR(米国預託証券)は円換算値で、パナソニック<6752.T>、ファナック<6954.T>、日産自<7201.T>などが、16日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、16日の大阪取引所清算値比135円高の3万335円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ