日経平均は91円安と4日続落、採用銘柄の入れ替えによる影響も=30日後場
30日後場の日経平均株価は、前日比91円63銭安の2万9452円66銭と4日続落して取引を終了した。朝方は、きのう29日に大幅に3日続落した反動で買いが先行した。ただ、注目された中国の9月製造業PMI(購買担当者景況指数)と、同財新製造業PMIは、好悪まちまちの結果で、もみ合い商状が続いた。後場に入り、株価指数先物に断続的な買いが入ったことをキッカケに、再度上げに転じる場面がみられたが、30日の取引終了後、同指数で採用銘柄の入れ替えがあることから、それに伴う影響を回避する動きが強まり、売りが優勢となったもよう。ただ、前場に付けたきょうの安値(2万9311円34銭)は上回った。東証1部の出来高は15億5125万株、売買代金は4兆3914億円。騰落銘柄数は値上がり789銘柄、値下がり1298銘柄、変わらず87銘柄だった。
市場では「足元では調整場面となっているものの、押し目を拾う動きもみられるなど、相場の基調の強さに変化はない」(中堅証券)との声が聞かれた。
業種別では、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株が下落。東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株や、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株も安い。三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株も軟調。クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株も下げた。東証業種別指数は33業種のうち、22業種が下落、10業種が上昇、ガラス土石が変わらずだった。
個別では、グローブライ<7990.T>、川崎汽<9107.T>、明和産<8103.T>、ユナイテド海<9110.T>、東エレデバ<2760.T>などが下落。半面、一蔵<6186.T>、エアトリ<6191.T>、ポピンズHD<7358.T>、日電硝子<5214.T>、三晃金<1972.T>などが上昇した。
(写真:123RF)
提供:モーニングスター社
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