14日の米国債券市場見通し=米債券は売られやすい地合に戻るか

債券

2021/10/14 15:44

予想レンジ:米長期債利回り 1.45%-1.70%

 米債券は売られやすい地合に戻るか

 現地13日に発表された9月の米CPI(消費者物価指数)は前年同月比5.4%の上昇となり、9月のFOMC(米連邦公開市場委員会)議事要旨ではテーパリングに着手する可能性を確認する格好となった。これらはほぼ予想通りとして米30年債入札が好調だったこともあり長期債は買い戻しの動きを強め、13日の米10年債利回りは1.53%に低下。

 14日東京時間の米10年債利回りは1.55%。13日の米債券は噂で売って事実で買うといった動きとなった。しかし、それが長く続くことも考えづらい。物価高を受けての早期利上げ観測も出てくる可能性があり、米債券は売られやすい地合に戻ろう。

提供:モーニングスター社

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