<相場の読み筋>10月22日
2021/10/22 7:45
21日の米国株式は、NYダウが前日比6.26ドル安の3万5603.08ドルと3日ぶりに小反落、ナスダック総合指数は同94.022ポイント高の1万5215.700ポイントと反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億2908万株、ナスダック市場が82億8233万株だった。前日の通常取引終了後にIBM<IBM>が発表した21年7-9月期決算で、純利益が大幅な減益だったことが嫌気され、NYダウの重しとなった。ただ、米週間の新規失業保険申請件数が29万件と、市場予想平均の30万件よりも良好だったことから、下げ幅を縮小して取引を終えた。一方、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、マイクロソフト<MSFT>やインテル<INTC>、テスラ<TSLA>などが買われ、同指数の上昇を支えた。
22日の東京株式は売り先行後も、軟調な展開か。日経平均株価はきのう21日、3日ぶりに大幅反落した弱い動きが継続し、売り先行スタートとなりそう。上値の重さが意識されるなか、週末要因や決算発表を前に手控えムードが広がる場面も想定され、消去法的に、値動きの軽い中小型株に物色の矛先が向かうとみられる。為替相場は、ドル・円が1ドル=113円台の後半(21日は114円11-13銭)、ユーロ・円が1ユーロ=132円台の半ば(同132円83-87銭)と、やや円高方向に振れている。21日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、第一三共<4568.T>、コマツ<6301.T>、ソニーG<6758.T>などが、21日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、21日の大阪取引所清算値比105円安2万8625円だった。
(イメージ写真提供:123RF)
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