日経平均は230円程度安、売り先行後はもみ合い商状に=25日寄り付き

 25日午前9時20分すぎの日経平均株価は、前週末比230円程度安い2万8574円前後で推移する。午前9時4分には、同298円34銭安の2万8506円51銭を付けている。前週末22日は反発したものの、上値が重い展開だったことや、時間外取引で米株価指数先物が下落していることもあり、売りが先行した。その後は、売り買いが交錯し、もみ合い商状となっているようだ。前週末22日の米国株式は、NYダウが反発し2カ月ぶりに終値ベースで史上最高値を更新した一方、ナスダック総合指数は反落するなど、まちまち。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末22日の大阪取引所清算値比140円安の2万8730円だった。

 業種別では、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株が下落。オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、KDDI<9433.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株も安い。SOMPOH<8630.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、信越化<4063.T>、花王<4452.T>などの化学株も軟調。アサヒ<2502.T>、キリンHD<2503.T>などの食料品株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株も下げている。

 個別では、東京機<6335.T>、KIMOTO<7908.T>、セレス<3696.T>、サインポスト<3996.T>、RPAH<6572.T>などが下落。半面、東製鉄<5423.T>、アジュバンH<4929.T>、ジューテック<3157.T>、ヤマト<1967.T>、エンビプロH<5698.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時20分時点で、1ドル=113円台の半ば(前週末22日は1ドル=113円88-90銭)、1ユーロ=132円台の前半(同132円57-61銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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