<相場の読み筋>10月27日

2021/10/27 7:45

 26日の米国株式は、NYダウが前日比15.73ドル高の3万5756.88ドルと3日続伸、ナスダック総合指数が同9.009ポイント高の1万5235.715ポイントと続伸して取引を終了。NYダウは、3日続けて史上最高値を更新した。出来高概算は、NY市場が8億119万株、ナスダック市場が67億6274万株だった。米10月CB(コンファレンス・ボード)消費者信頼感指数が113.8となり、市場予想平均の108.3を上回った。堅調な消費動向が好感された一方、NYダウは最高値圏にあることから利益確定売りも出るなど、もみ合い商状となった。NYダウ採用銘柄では、プロクター&ギャンブル<PG>やシスコシステムズ<CSCO>、ユナイテッドヘルス<UNH>などが、値上がり率の上位に入っている。

 27日の東京株式は反落後、もみ合いか。日経平均株価は、きのう26日に大幅反発した反動や、25日移動平均線(26日時点で2万8905円)を上回ったことから、ひとまずは戻り待ちの売りが優勢となりそう。一方で、押し目を拾う動きも出るとみられ、心理的なフシ目の2万9000円を挟んだ動きが見込まれる。為替相場は、ドル・円が1ドル=114円台の前半(26日は114円04-05銭)、ユーロ・円が1ユーロ=132円台の前半(同132円26-30銭)と小動き。26日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ホンダ<7267.T>、キヤノン<7751.T>、野村<8604.T>などが、26日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、26日の大阪取引所清算値比155円安の2万8975円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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