日経平均は334円高と大幅続伸、ハイテク株など広範に買い先行、全33業種が上昇=12日前場

 12日前場の日経平均株価は前日比334円35銭高の2万9612円21銭と大幅続伸。東証業種別株価指数は全33業種が値上がりした。朝方は、11日の米ナスダック総合指数やSOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)の上昇を受け、ハイテク株など広範囲に買いが先行した。時間外取引の米株価指数先物高も支えとなり、先物買いを交えて上げ幅を拡大し、前場の早い段階で2万9661円22銭(前日比383円36銭高)まで上昇した。その後、戻り売りや利益確定売りにいったん伸び悩んだが、徐々に持ち直し、前引けにかけて2万9600円台で推移した。なお、この日算出の日経平均先物ミニ・オプション11月限SQ(特別清算指数)の市場推定値は2万9388円47銭。

 東証1部の出来高は6億9182万株、売買代金は1兆4823億円。騰落銘柄数は値上がり1696銘柄、値下がり402銘柄、変わらず83銘柄。

 業種別では、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>、東急不HD<3289.T>などの不動産株が上昇。INPEX<1605.T>、三井松島HD<1518.T>などの鉱業株も高い。シチズン時計<7762.T>、HOYA<7741.T>などの精密株や、ソフバンG<9984.T>、NTT<9432.T>、KDDI<9433.T>などの情報通信株も買われた。三井物産<8031.T>、三菱商<8058.T>、伊藤忠<8001.T>などの卸売株も堅調。東エレク<8035.T>、アドバンテスト<6857.T>、太陽誘電<6976.T>などの電機株も値を上げ、大王紙<3880.T>、王子HD<3861.T>などのパルプ紙株も引き締まった。

 個別では、メドピア<6095.T>がストップ高となり、大真空<6962.T>、藤コンポ<5121.T>、Eガディアン<6050.T>、クロスマーケ<3675.T>などの上げも目立った。半面、レアジョブ<6096.T>がストップ安ウリ気配となり、アトラエ<6194.T>が一時ストップ安。LIFULL<2120.T>、アルヒ<7198.T>、グレイス<6541.T>などの下げも目立った。

提供:モーニングスター社

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