<相場の読み筋>11月18日

2021/11/18 7:45

 17日の米国株式は、反落した。NYダウが前日比211.17ドル安の3万5931.05ドル、ナスダック総合指数が同52.284ポイント安の1万5921.571ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億659万株、ナスダック市場が62億5716万株だった。米10月住宅着工件数は、年率換算で前月比152万件となり、市場予想平均の同158万件に届かなかった。前日16日に、好調な米10月小売高を好感して反発していたことや、史上最高値に接近したことなどから、利益確定売りが優勢の展開となった。NYダウ採用銘柄では、アマゾン・ドットコム<AMZN>が英国でビザ<V>のクレジット決済を停止すると報じられ急落したほか、ゴールドマン・サックス<GS>やメルク<MRK>などが、値下がり率の上位に入っている。

 18日の東京株式は続落後、模様眺めムードが広がりそうだ。きのう17日も上値の重い展開となり、日経平均株価は5日ぶりに反落。手がかり材料に欠けるなか、消去法的に値動きの軽い中小型株への物色が中心になるとみられる。為替相場は、ドル・円が1ドル=114円台の前半(17日は114円88-90銭)、ユーロ・円が1ユーロ=129円台の前半(同129円84-88銭)と円高方向に振れている。17日のADR(米国預託証券)は円換算値で、エーザイ<4523.T>、三井住友<8316.T>、みずほ<8411.T>などが、17日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、17日の大阪取引所清算値比130円安の2万9560円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ