<新興国eye>ブラジル中銀週報:21年インフレ見通しを10.12%上昇に引き上げ

新興国

2021/11/24 12:04

 ブラジル中央銀行が22日発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、同中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した、中銀のIPCA(拡大消費者物価指数)で見た21年のインフレ見通しは前週予想の9.77%上昇から10.12%上昇に引き上げられた。引き上げは33週連続、1カ月前の予想は8.96%上昇だった。22年の見通しも前週予想の4.79%上昇から4.96%上昇に引き上げられた。引き上げは18週連続、1カ月前の予想は4.40%上昇だった。

 21年実質GDP(国内総生産)見通しは前週予想の対前年比4.88%増から4.80%増に引き下げられた。引き下げは6週連続、1カ月前の予想は4.97%増だった。22年の見通しも前週予想の0.93%増から0.70%増に引き下げられた。引き下げは7週連続、1カ月前の予想は1.40%増だった。

 21年末時点の政策金利見通しは前週予想の9.25%に据え置かれた。据え置きは3週連続、1カ月前は8.75%だった。22年末時点の見通しは前週予想の11.00%から11.25%に引き上げられた。1カ月前は9.50%だった。次回12月7-8日会合時点の見通しは前週予想の9.25%に据え置かれた。据え置きは3週連続、1カ月前は8.75%だった。

 為替レートの見通しは、21年末時点の見通しが前週予想の1ドル=5.50レアルに据え置かれた。据え置きは3週連続、1カ月前の予想は5.45レアルだった。22年末時点の見通しも前週予想の5.50レアルに据え置かれた。据え置きは3週連続、1カ月前は5.45レアルだった。

<関連銘柄>

 ボベスパ<1325.T>、iSエマジン<1582.T>、上場MSエマ<1681.T>、

 上場EM債<1566.T>

提供:モーニングスター社

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