<特集>12月の配当取り、狙い目は?(4)=フジマック―下値抵抗力が増す、今後の収益回復期待も

株式

2021/11/26 17:04

 フジマック<5965.T>に狙い目がある。21年12月期配当は期末一括で20円を予定し、配当利回りは2.5%。同じ東証2部銘柄の単純平均利回り1.98%(25日時点)を上回る水準にある。株価は今年に入り、3月8日の年初来安値719円を起点に底堅さを保っている。足元では200日移動平均線が下値支持線として作用し、さらには25日線と75日線を含めて収れんしつつあり、下値抵抗力が増してきた感触だ。

 21年12月期の連結利益予想は2度上方修正された経緯がある。業務用厨房大手で、新型コロナウイルス禍により宿泊・福祉施設向けなどの影響は残るが、利益率の改善や経費の削減が進み、営業利益は前回修正予想の2億8000万円から4億円に引き上げられた。前期は決算期変更に伴う9カ月決算のため、単純比較ではできないが、20年1-12月の1年で括り直した数値との比較では25.1%減益となる。一方、営業外収益に雇用調整助成金を計上する経常利益は7億9000万円を見込み、同様の対比で25.2%増益となる。一部では、需要回復が期待される来22年12月期について、営業利益8億円、経常利益10億円が観測されており、今後の収益回復も期待される。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ