日経平均は24円程度安、売り先行後は前日終値を挟んでもみ合い=9日寄り付き

 9日午前9時20分すぎの日経平均株価は、前日比24円程度安い2万8835円前後で推移。寄り付き直後には、同34円29銭安の2万8826円33銭を付けている。連日で大幅高となっていた反動から、やや売りが優勢で取引を開始した。その後、上げ転換する場面もみられたが、売り買いが交錯する格好で、前日終値を挟みもみ合いとなっている。現地8日の米国株式市場では、NYダウ・ナスダック総合指数がともに3日続伸。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、8日の大阪取引所清算値比5円安の2万8885円だった。

 業種別では、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が下落。SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株も安い。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株も軟調。東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株や、三井物産<8031.T>、住友商<8053.T>などの卸売株も下げている。

 個別では、NCHD<6236.T>、理計器<7734.T>、グリー<3632.T>、日立造<7004.T>、マネックスG<8698.T>などが下落。半面、ミライアル<4238.T>、白銅<7637.T>、フェイス<4295.T>、ファインD<3649.T>、マクロミル<3978.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時20分時点で、1ドル=113円台の半ば(8日は1ドル=113円40-41銭)、1ユーロ=129円前後(同127円97銭-128円01銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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